薬師堂 外観
 
天井の蓮華の絵
 

山田地内にありました龍源院の末寺、蔵源寺より移築され、平成十年に現在の薬師堂に再建されました。
蔵源寺は寛永総検地の際に、免租地として認められていたので、一六四〇年以前には存在していたことが推測できますが、しかし、明治初年の太政官令により廃寺となり、本寺龍源院へ薬師三尊・十二神将が還座されました。そして、現在は薬師堂の中央に祀られております。
堂内には、高松塚・キトラ古墳でも有名な中国風水思想による、東西南北の守護神である四神獣を螺鈿の額にして納めてあります。このことは、奈良にあります薬師寺の国宝薬師三尊の台座にこの四神獣の絵が描かれているところから、この薬師堂へも縁あって納められたものであります。
天井の蓮華の絵は、お釈迦様がお説きになられた清らかな蓮華蔵世界をあらわし、格子は苦×苦(九×九)の世界より解脱し、宮中における吉数である八十一を表した格子になっております。
遠江四十九薬師霊場 第三十三番札所にして、多くの信仰を集めております。


 
四神獣螺鈿の額の絵

 

 
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