遠江四十九薬師霊場である山田薬師様は、江戸時代より篤き信仰をいただいています。お薬師様のご加護により、不思議にも病にかかっていた方の治癒力が増し、完治された方も多く、よろこびのご挨拶を頂いております。ご祈願することにより、必ずや、私たちの尊き人生において、身体のすこやかさと心の安らぎとが得られ、幸福な毎日をお導きいただけるものと信じております。

多くのご霊験あるお薬師様は脇侍に日光・月光菩薩を従え、更に十二神将が昼夜を守護しています。この十二神将は薬師の本願である十二誓願をそれぞれに司り、昼夜十二時と十二カ月と生まれ年である十二支の守り本尊として、降りかかる災難より守護し、特に十二の大願を成就するといわれております。

以上のご祈願に甚大なるご利益が授かるといわれております。信仰する人のみ味わうことのできる、実に尊きご霊験であります。

薬師堂の前に奉納されているこの石は別称『金の成（鳴）る石』と呼ばれています。
磐田市に住む清水元保氏は薬師如来のお告げにより、この石を叩くことで不思議な力を授かりました。そのお礼として、お薬師堂の石垣と天井絵を自らの手により奉納し、多くの方々にこのような不思議な力が授かることを願い、ここにそのご縁石を納められました。

一つ、　打てば　勇気が沸き
二つ、　打てば　己に目覚め
三つ、　打てば　智慧が授かる

果報は信仰心によって異なるとされています。